凰ちゃん
まだ仕事してるかな?
首元の
凰ちゃんからもらったネックレスを触った
ベッドに入って
1時間が経った
ママとパパに
〔今日、凰ちゃんがいろいろ案内してくれた〕
〔楽しいよ〕
〔お土産なにがいいかな?〕
メッセージを送った
もぉ寝ちゃったかな…
ママとパパ
ふたりきりだ
寂しいかな?
新婚さんみたいで
イチャイチャしてるかもね
ずっと
私とお姉ちゃんがいて
ふたりきりになれなかったもんね
私もお姉ちゃんみたいに結婚して
早くあの家を出た方がいいのかな?
そしたらママとパパ
毎日ふたりきりだ
毎日
私も
毎日
凰ちゃんといたい
凰ちゃんの
奥さんになりたいな
「雛…寝た…?」
「…え…凰ちゃん?」
凰ちゃんのこと考えてたら
凰ちゃん来た
凰ちゃんにバレてないよね?
奥さんになりたいって
「あ、まだ起きてた
今日、こっちで寝んの?」
「うん…凰ちゃんの邪魔したくない」
起き上がったら
腕組みをしてドアのところにいる
凰ちゃんが見えた
「なに?オレの邪魔って…
オレ、寝れないけど…」
「ん?あ、ごめんね
凰ちゃんがベッドで寝たかったら
私がコタツ行くから…」
ベッドから出ようとしたら
凰ちゃんに掴まれた
「一緒に寝ないの?
向こう帰ったら
また一緒に寝れないよ」
「え…」
一緒に
寝てもいいの?
「オレだけ?
一緒に寝たいの」
凰ちゃん
私と一緒に寝たいんだ
「私も…
私も凰ちゃんと一緒に寝たい」
言った瞬間
ベッドに倒されて
凰ちゃんに抱かれた
アレ?
昨日より密着してる
「あ、カンガルーは?
コタツに入れてきたのに…」
「あー、アイツ置いてきた
オレは雛いればいいけど…」
凰ちゃんの
抱き枕にされた
苦しい
ドキドキするし
ピコン…
「あ、ママとパパからかも…」
スマホに手を伸ばした
さっきの返信だった
〔大好きな凰ちゃんと楽しんできてね♡〕
お姉ちゃんだけじゃなくて
ママとパパにもバレてるのかな?
私が凰ちゃんを
好きなこと
〔Ü♡スタンプ〕
「ママパパなんだって?」
「ん?内緒」
「なに?」
「楽しんできてね♡だって」
「楽しんで帰ってね♡」
凰ちゃんがギュッて抱きしめた
「凰ちゃん、苦しいよ…寝れない…」
「…ん?なんで?
オレいると、寝れない?」
「うん…だって…
…
だって、ドキドキするもん」
「雛、ドキドキしてんだ…」
凰ちゃんに知られて
恥ずかしくなった
身体が熱くなる
凰ちゃんはしないの?
この前はしてたよ
凰ちゃんの胸の音
聴こえたよ
私だけ?
また子供だな…って思われちゃう
うつ向いたら
凰ちゃんがのぞき込んできた
「ヤダ…凰ちゃん…恥ずかしい…」
「なんで…?」
なんでって…
そんなこと
「凰ちゃんが…凰ちゃんが…好…」
ーー
最後まで言う前に
唇が塞がれた
触れたか
わからないくらい
でも確かに触れた
ほのかに
凰ちゃんがさっきまで飲んでた
コーヒーの味がした
「凰ちゃん…」
ーーー
ーー
ーーー
ズルい
凰ちゃん
好きって
言わせてくれない
「オレも、ドキドキするよ
…
でも、雛といたい
…
許される限り、一緒にいたい」
ーー
ーー
ーーー
凰ちゃんは
好きって言ってくれないけど
キスしてくれた
無闇にキスしないって
前に凰ちゃん言ってたよ
気持ち通じ合ったらするって
凰ちゃん言ってたよね?
私と凰ちゃんは
同じ気持ちって
思ってもいいの?
凰ちゃん
大好き
許されるなら
私は
ずっと
ここにいたい
毎日一緒がいい
日本に
帰りたくないよ
夏休みの日本より
冬のオーストラリアの方が
ずっと熱くて
ジンジンする
淡い想いが
どんどん
熱い想いになっていく
凰ちゃん
大好き



