「冬のオーストラリアへようこそ
…
せっかくの夏休みなのに
オーストラリアは冬で
なんか損した気分にならない?
雛、夏のほうが好きでしょ」
「うん、夏は好きだけど…
冬も嫌いじゃないよ」
凰ちゃんがいてくれたら
白い息が
上に上がって
凰ちゃんが手を繋いでくれた
寒いと
凰ちゃん
手繋いでくれるし…
「やっぱり、冬好き…」
鼻がツン…てして
胸がキュン…て鳴る
凰ちゃんがいろいろ案内してくれて
帰りにポテトを食べた
お店の人と普通に会話してる凰ちゃん
カッコいいな…
でも
ちょっと寂しい
凰ちゃん
こっちの人なんだ
なんか
少し遠く感じた
「いいな…私も英語話せるようになりたい」
凰ちゃんの話してること
全てが知りたかったから
昨日も空港で凰ちゃんが話してること
何もわからなかった
「雛もその気になれば
すぐに話せるようになるよ
オレも学生時代はぜんぜんだったけど
仕事で仕方なく使うからね」
凰ちゃん
そんな簡単に言うけど
「どお?ポテト、おいしい?」
「うん、おいしい」
「オレは日本で食べるポテトの方が好き
ポテトに限らずなんだけど
でも今日は、なんかいつもより美味いかも…
雛いるからかな?」
「ん?そお?」
「うん
雛がずっといたらいいな…」
うん
私も
ずっと凰ちゃんと一緒にいたいよ
どおしたら
一緒にいれるのかな…?
凰ちゃん
いつ日本に帰って来る?
聞けない



