わたくし野田(のだ)かこは今幼なじみの大変な場面に遭遇しています!!

それは告白シーン、、



あ、別に覗き見にしに来た訳じゃないんだよ?たまたま通りかかったらたまたま告白シーンに遭遇しちゃったんだ。

玲(れい)くんはモテるからなぁーOKするのかな??

あの子可愛いし。
とか思ってたら足が勝手に歩くのをやめて

見ちゃいけないってわかってるのに全部見てしまった。


『れいくん。今日は来てくれてありがと!』


「うん。で?話って??何となくわかるけど」


あほだ。玲くんそこはとぼけるのが定番でしょ!??ほんとにあほ。

『そっか。笑笑じゃあ、言うね。私と付き合ってください。』

「ごめんなさい。」


え、今少しでも考えた??

ちょっと被せ気味で言った気がするんだけど???


え、?あんな可愛い子に告られて秒で振るとか安定だなぁ、玲くんは


『理由、、』


「理由??」


『そう、私が振られた理由を教えて、』


「あーそんなこと?笑僕何回か言ったこと無かったけ??僕さ、ずっと好きな人がいるんだよ。それがもうさ、可愛くて可愛くて。、良かったら写真とか」『いい!!やめて!あほなの?玲くん貴方は。仮にも貴方の事が好きな人なんだよ??私。そんな人に貴方の好きな人の話なんて聞かせないでよ。私はそんな深く聞きたかったわけじゃないのに、、』

そう女の子が言うと玲くんは少し間を開けて言った。

「ごめん。僕愛美ちゃんの事気にせず話してた。ごめん。ほんと。好きになってくれてありがとう。俺とは友達として仲良くしてくれないかな??」


『うん。分かった。私こそ話聞いてくれてありがとね。ばいばい!また明日!!』


そう言うと愛美ちゃんは泣きながら空き教室から出ていった。