「よし、ついたよ。」 目の前にはキラキラと光るイルミネーションが広がっていた。 芽衣は、こんなにたくさんのイルミネーションを見たのは初めてだったらしい。 「綺麗...。」 と呟いて、また涙を流していた。 その涙は俺にとって、イルミネーションよりも綺麗な輝きだった。