世界が変わる日

目を開けた時はピンクで描かれた動物柄の天井。

え?ここどこ?

カーテンで仕切られていて分からない。

起き上がってみると、腕には点滴のようなものが刺さっていた。

だけど制服のまま。

ぼーっとした頭で理解するのにしばし時間が必要だった。

あ!私、合奏中に胸が痛くなって…そこからどうしたの?

取り敢えずベットから降りようとした瞬間、勢いよくカーテンが開いた。

立っていたのは白衣の男性。

きっとお互い驚いた顔をしていたと思う。

"?????"

何か言っているんだと思う。

だけど分からない。