学校そばにオープンしたお洒落な喫茶店に行きたいんだけど、紬はこんなんだし…





「1人で行くか…」




と席に座る。




もちろん頼くんを誘いたい気持ちは山々。





だけど、これまでの経験上、頼くんがすんなり承諾してくれた覚えはない。




いつもこっぴどく拒否されてた。





だから、今回も誘うのは躊躇うというか…



誘っても…って感じ。





それから迎えた放課後、下駄箱でローファーに履き替えていると頼くんの声が。





「莉子、」