(続)頼くんを堕とす方法

それから少し海を眺めて帰った。





次の日、バスに乗り込み合宿での疲れを感じると、すぐに睡魔に襲われた。





「莉子……莉子っ」




遠い意識の中、紬に呼ばれながら肩を揺らされ目を覚ました。






「爆睡しすぎ。学校着いたよ」



「うそっ!?もう!?」



「みんな先におりてるよ。莉子も急ぎな」






と紬もバスからおりて行った。





忘れ物がないかチェックしていると、小袋が下がっていることに気づく。





「…なんだっけ?」





見覚えないんだけど…?





と小袋の中身を確認すると…





「えっ……これ…」