(続)頼くんを堕とす方法

それからの2日間、10時間みっちり勉強会が行われた。





起きて勉強、お昼食べて勉強、夕飯食べて勉強…



こんなに頭を使ったのは初めてで、多分これから先もないと思う。






それでもこの勉強合宿を頑張れたのは、頼くんの存在があったから。






「ねー莉子、この後どうするの?右京誘うの?」




最終日の今日は、午後からフリータイムとなっていた。





近隣であれば、外出もオッケーのようで、みんな外に出て行くようだったけど、わたしは特に決めていなく…






「わたしは部屋でゆっくりしようかな」




と紬に伝えた。