1限目の授業終了を知らせてくれたチャイムと同時に教室を飛び出した。





「あ、野々宮!」





なんて聞こえた先生の声は無視無視。




向かうは下駄箱。






頼くんが遅刻してくる時は決まって1限目後。





だから、そろそろ来るはずなんだけどな〜。






首を長くして待っていると……





「あ、頼くん!おはよっ」





眠そうに登校してきた頼くん。




っはぁ〜…今日の頼くんもズバ抜けてかっこいい。