(続)頼くんを堕とす方法

そう言った律の背中を一歩下がって追う。





ま、正直なところ、律に対して色々思う部分は大きい。




言い方悪いけど、沙耶を横取りされたあたりから律がなに考えてんのかわかんなかったし…



それまでの間、律と距離を感じたこともなかった。





だから、余計律がわからなかった。




でももうこれは過去の話しだし、根に持つほどのことでもない。






…莉子絡みはまた別問題だけど。





でも、そんな律とこうして和解できた今、俺たち双子の距離は少し埋まった気がする。






照れ臭いけど、律と兄弟でよかった。