(続)頼くんを堕とす方法

「っ…これ……欲しい、です」




と俺の第二ボタンを人差し指で押される。




あ〜第二ボタンね。





「ん。いいよ」




そう返事すると、第二ボタンをちぎり、莉子に手渡した。





「えへへ。ありがと。大事にする!」





第二ボタンを握りしめながら満面の笑みを向けてくる莉子から視線をそらす。




…俺、こいつのこの笑顔……すげー好きだわ。





さっき、莉子の顔は下寄りの中とか思ったけど、あれは一般的評価であって…




俺はすげー好き……なのかも。