(続)頼くんを堕とす方法

安心…?




「…その不安な気持ちは、きっと右京くんも同じだと思うから」




そう言った佳子ちゃんの表情はすごく優しかった。



…頼くんも同じ、か。




そうなのかな?




頼くんもわたしと同じように思ってくれてるのかな。





「…ありがと、佳子ちゃん。気持ち伝えてみる」



「うん!」





温泉から上がると、ベンチに座る頼くんの姿を見つけた。





「頼くん?」



「…中庭…歩けるって」