(続)頼くんを堕とす方法

わたしの一番の理解者…



そして、大親友の紬。




そんな紬のお土産は大奮発した。



それから夕飯の時間に青野くん佳子ちゃんと合流して、佳子ちゃんと温泉に向かった。






「気持ちぃね〜」




ほんのり頬を染めた佳子ちゃんが笑う。




「ね、佳子ちゃん。佳子ちゃんは青野くんと離れるの嫌じゃない?寂しくない?」



「んー…そこまでは思わない、かな。ほら、今も他校同士で会えるのも限られてたから」



「あ、そうだよね」



「…莉子ちゃんはつらいよね。ほぼ毎日会ってたんだもんね」



「……重いよね。こんなんじゃ頼くんに嫌われちゃう」