(続)頼くんを堕とす方法

相変わらず分厚い本に視線を向けたまま。




「…そっか…」





確かに紬が1人になる時間は多いかもね。




それは嫌だよね。





「4人で楽しんできな?ね?」





そう言って笑った紬に頷いた。





「おしっ。じゃ莉子ちゃん、頼のこと頼んだよ」



「うん!任せて」





きっと行ってくれるよね?




思い出作りだもん。