「腹減った。さっさと帰るぞ」




歩くスピードを早めた頼くんに、今度はわたしの口角があがる。




……好き、___





頼くんの背中にそう思った。





どんどん優しさが膨らんで、その優しさが目に見えるようになり…




離れがたい気持ちが膨らむのがつらい。





好きを通り越して大好きだもん…




こんな気持ちにさせた頼くんは罪深いよね。





……頼くんはわたしと離れることに、なんの気持ちもないのかな…?



…ね、頼くん……教えてよ。