(続)頼くんを堕とす方法

「…じゃ俺は帰るね」





とドアに足を向けた河本くんは立ち止まり振り向いた。




「あ、本がなかったのは本当のことだから」



「えっ?」



「でも、無事に見つかったって…あのあと先生から言われた」





そうだったんだ…?




本を探していたのは事実…





ただもう見つかっていたようだけど。




河本くんの嘘は半分、もう半分は本当ってことか。





「じゃまた」




と今度こそ図書室から出て行った。