佐々木兄弟は今日も長女を溺愛中!!

この日の夜。
私は駿と2人で布団に寝っ転がっていた。
1週間、私は2人と寝ることになっている訳だが、遼兄は受験生だから遅くまで勉強している。だから必然的に寝る時は2人になるのだ。

駿と2人になると、何を話せばいいか分からない。
長い沈黙に耐えられず、私は近くにあった枕を抱き抱えていると、

「結衣。俺、早く高校生になりたい。」

と本当に小さな声が聞こえた。

「なんで?」

「俺、今日1人だけ蚊帳の外だった。あの2人が誰なのかも知らないし、勝手にご飯食べるって話をしてるし。皆で、俺の知らない話ばっか。」


駿はいつの間にかぽろぽろと涙をこぼしていた。

「だから俺、早く大人になりたい。」