2人は知らないのだ。
私がどんな中学時代を過ごしてきたのか。
話しかけてくれた女子は全員遼兄or駿目当て。
男子達からはなぜかめっちゃ避けられるし。
それが、やっと2人以外で話せる人(しかも遼兄と駿の話もできる)ができたのだ。
そんな風に、笑うことないでしょ。
そのままガン無視し始めてはや1時間。
謝罪の声はまだ聞こえていた。
「いつまで続ける気?もう寝なよ、2人とも。」
部屋の外にそう言うも、
「いや、結衣が許してくれるまでここから離れないから。」
「俺もだ。」
と返される。もしや、このまま朝まで部屋の前にいるつもりなの?私のせいで風邪をひいてしまうかもしれない。流石にそれは駄目。
それに、今思えば笑われただけだし、無視は酷いのかもしれないと少し思い直す。
しょうがなく、部屋の扉を開けると、部屋の外には、今にも泣きそうな犬(に見えた)が2匹正座で座っていた。
いや、何してんの?


