結局何があったのか聞けないまま学校に来た私である。うーん、授業に集中できない。
すると、休み時間に佐藤まりあが私のところに来た。
「どうしたの?」
「あの、話があるんだけど……。」
時計を見たらあと7分で次の授業が始まる。
教室には2分前に戻ったらいっか。
「場所、変える?」
「うん。」
そう言われたので、私と彼女は廊下に出た。
10分休みはあまり廊下に出る生徒が少ない。
ここなら大丈夫でしょ。
「で?」
なんとなーく察しはついているが、一応聞いてみる。
「実は私、遼先輩のことが好きだったの。」
「へぇ、そう。」
思った通りの言葉に思わず棒読みになってしまった。私のその様子に彼女は目を見開いている。
「もしかして、知ってた?」
あんなの誰が見ても分かるわボケぇ!と言いそうになるのをこらえる。
「うん、まぁね。なんとなくかな。」
なんてね。はは。


