佐々木兄弟は今日も長女を溺愛中!!

その日の夜。
お風呂に入ってひと息ついた私は、自分の部屋でお昼の時のことを思い出していた。

確かに舐められたと思ったんだけどなぁ。
放課後、遼兄と帰った時も気になっていたが聞くことは出来なかった。

だって、これで舐められたと思ったのが私の勘違いだったら恥ずかしいどころじゃないからだ。

私は舐められたと思った手を眺める。
今はお風呂上がりで、綺麗な手だ。舐めてみても大丈夫だろう。
な、舐めてみようか。

それで、お昼の時に感じたのと同じなら舐められたということになる。

そう思った私は舌を軽く出して手のひらに近づけようとしたそのとき、


「結衣?」


ビクッと体が反応し、驚いた拍子に舌を噛みそうになった。危ない。

後ろを振り返ると、今さっきお風呂から出たばっかりなのか、髪を濡らしたままの半袖短パン姿の駿がそこに立っていた。