そうして1週間後、プールにやってきた私と駿であったが、これは失敗だと気づいた。
「うわぁ、駿ちょっとかっこよすぎじゃない?」
やっぱりさすがは運動部。
引き締まった体の駿を見た私は鼻血が出そうになった。
海パン姿の駿は、身体が引き締まった美脚イケメンに変身していた。
普段は可愛い全開なのに、今はめちゃくそかっこいいっすね。
それにしても、い、色気が凄い。
これ、人前に出していいものじゃない気がする。
うん。とりあえず写真を撮らせてもらおう。
そう思ってスマホを探し出していると、
「何言ってるの、結衣ちゃんこそ可愛いすぎるよ。」
そこには、照れ顔の天使が存在していた。
え、やばい。
このかっこいいと可愛いをあわせ持つ天使はなんだ。
本当に私の弟か。
ギャップがえぐい。えぐすぎるぞ。
数秒見つめあった後、とりあえず近くにあった店でラッシュガードを即買いして渡し合い、私と駿は更衣室に戻った。


