あれ?そういえばこの先どうすればいいかとか聞いてないよ??え?どうすればいいの?
ひとり心の中であたふたと騒いでいれば、前を歩く2人が私の手を取ったままでその場に膝をついた。シーンと静かになる会場。
そして、2人の瞳が私の目を見つめた。
「健やかなる時も」
「病める時も」
「「俺達はずっと、あなたの側に。」」
そう言って私の手の甲に口づけを落とす。
「ずっと、俺の側で笑っていてくれ。」
「俺たちは、結衣の笑顔が好きなんだ。」
「っっ!!!!!!!」
2人は顔を上げて、蕩けるような笑みを私に向ける。
わ、私も何か言わなきゃっっ
「わっ、私は、あなた達が、そうやって言ってくれるだけで、幸せ、なので。」
そう言って、目の前の2人をぎゅっと抱きしめ、最大の笑顔を向ける。
「ありがとう。」
観客席から湧く、色々な悲鳴。
この空気に耐えきれなくなった私は、2人から離れてからステージ袖へと逃げ込んだ。


