「さぁ、行きましょう、結衣お嬢様。」 「さぁ、行きましょうか、結衣様。」 静かに両手を出す私(心臓はバックバク)に、2人は微笑んでその手を優しく受け取り、私をステージへとエスコートする。 ステージに出れば、とてつもない歓声が響き渡った。女子の黄色い声援・悲鳴と、男子の野太い叫び声だ。 私は今踵のある靴を履いているのでおぼつかない足取りだが、2人はそれをわかっているかのようにゆっくりと前に誘導してくれる。 そして、ステージの真ん中に立った。