佐々木兄弟は今日も長女を溺愛中!!


保健室の先生に「もう大丈夫よ」と言われたことで私は解放され、皆で保健室を出る。

外はもう夕暮れ。ほとんどの一般客は帰り、残るのは生徒達だけだ。

「この後、どうする?」

皆に聞けば、全員一致で「家に帰る。」だった。
えーと、確かこの後には後夜祭というものがあるはずだ。
後夜祭はいいの?と聞けば、私を無理させるわけにはいかないというのが1票。そもそも俺出れないし、が1票。そして、家で奏とのんびりしたい、が1票。……俺も同じく、が1票。(ぐぇっという声付きである。)

私も流石に疲れたなぁ。
家に帰って休みたいと思っていたから、ありがたく帰らせてもらおう。
じゃあ、と下駄箱に向かって歩き始めたその時、背後から

「あのっ!!お願いがあるんですけど!!」

私達は誰かに呼び止められた。