佐々木兄弟は今日も長女を溺愛中!!


「えっ?」

なに?

小声で遼兄が話し出した。
「ここから逃げるぞ。コイツに何か言い残すことはあるか?」

私は少し考えた後、うんと頷き、麗音をまっすぐ見つめた。


「麗音。」

「な、なんだっ!!」

「私は、あの時の事は本当に悲しかったから、麗音の事を許す事はできない。でも、さっきの麗音の言葉は信じるよ。謝ってくれてありがとう。あと、麗音の想いに応えることはできなくてごめんね。今の私はこの2人がいればいいんだ。それに、麗音ならもっといい人が見つかると思う。それじゃあ、」



私は左右の2人に目配せをする。



「バイバイ。」



私(と2人)は全力でその場から走り出した。