ふぅ…… 落ち着いた私が駿から離れようとするも、離してくれない。 「ちょ……駿?」 「麗音、お前は知らねーだろうけどさ。あれを言われてから、結衣は毎晩泣いてたんだよ。自分の部屋にこもって、布団かぶって声漏らさないようにして。それをお前はごめんのたった一言で許されるとか思ってんの。………もし結衣が許しても、俺は許さないから。」 真剣な駿に対し、私はきゅぅぅぅぅんと心臓を鷲掴みにされ、麗音はたじろいだかと思えば、ぎゅっと拳を握った。