袖で涙を拭っていれば、駿に大丈夫?と指で涙を拭われた。
ふ、不意打ちっっっ!!!
「うん、大丈夫。」
本当は全然大丈夫じゃないけど。
「それでまさか白雪姫が王子様じゃなくてその下僕の人と結婚してするなんてな。」
「そう!もうなんかどんでん返しでっ!」
話には駿も参加して、3人でしばらく会話を続けていた。
「まこ姉、かっこよかったな。」
「遼兄も、自分の白雪姫への恋が叶わないって分かった時の顔とかもうやばかった。」
『白雪…』
そう言うと、遼兄の頬に静かに伝う涙。
あれはもう傑作だよ。本当に惚れたよ。
前から惚れてるけど。
3人で話しながら教室を出ると、なぜか数人の生徒に囲まれた。


