「あんまり触らないように気をつけるけど、痛かったらすぐ言って」
そう言うと西園寺先輩は私の足を軽く持って、どこからか東条くんが持ってきてくれた救急箱から湿布や包帯を取り出すと優しく巻いてくれた。
手当をしてくれたおかげで少しずつ痛みが引いていく
………ほんとさっきから西園寺先輩に助けられてばかりだ
周りからこき使われてばかりの私にこんなにも良くしてくれる人なんて今までいただろうか。
「はい、終わり。しばらくここでゆっくりしてていいから」
「ほんとにありがとうございます!………ほんとさっきから迷惑ばかりかけてしまってすみません……」
「気にしないで。迷惑とか思ってないから」
そう言って西園寺先輩は私の頭を優しく撫でてくれた。
………さっきから西園寺先輩距離が近い!スキンシップ多めなタイプなのかな…
「俺、遥翔くんがあんな甘い表情してるの初めてみたよ………」
「俺も。ずっと一緒にいたけどあいつあんな顔できるなら俺らにも優しくしろよ」
手当が終わるといつの間にか前のソファに座っていたはずの二人が目の前に来ていた。

