それから警察は「じゃ神崎さん、よろしくお願いします」と折れてくれた。
交番を出てまっすぐ家に帰った。
花梨「お店の上にお家があるの?」
流星「そうだよ、この方が長く寝ていられるだろ」
花梨は交番の時からずっと俺の上着の裾を握っている。
(でもなんでさっき会ったばかりの俺と一緒にいることを選んだんだろ?)
俺は茨城といっても北の田舎の方で育ってきたから、言葉遣いも態度も乱暴だとよく言われる。
初対面の人にはなんか怖いとも言われるし。
(なのになんでこいつは俺なんかを…)
俺は家の鍵を開けて花梨を部屋に入れた。
流星「とりあえず風呂入ってこいよ、俺の服貸すから」
花梨「わかった!」
そう言って俺の服を持って風呂場に行った。
花梨「きゃーーーーーーーー!!!」
すると突然花梨の悲鳴が聞こえてきた。
ガラッ
流星「どうした!!?」
花梨「つめたーい!キャハハ!」
花梨はシャワーを冷水のままだして、キラキラの笑顔を浮かべながら楽しんでいた。
流星「何事かと思ったら……そんなんじゃ風邪ひくぞ。シャワーは赤い方をひねってお湯を出すんだよ」
花梨「わかった!」
キュッキュッ
流星「そんなに回したらっ…!!」
ブシャーー!!
(……やられた)
シャワーが勢いよく出て俺の上半身をびしょ濡れにした。
花梨「キャハハ!おじちゃんもびしょびしょ〜!」
流星「…このガキ」
結局俺も一緒にお風呂に入ることになった。
風呂を出て、ドライヤーで花梨の長い髪を乾かしてやることになった。
流星「てかお前さ、俺おじちゃんじゃないから」
花梨「じゃあ、お名前なんていうの?」
流星「…流星、神崎流星だよ」
花梨「るーせい?」
流星「りゅう!」
花梨「りゅうちゃん!」
流星「……もうそれでいいよ」
花梨「りゅうちゃん!りゅう……ちゃ」
すると花梨の頭が俺の膝の上に倒れてきた。
流星「おい、まだ髪乾かし終わってないぞ」
花梨「スー……スー…」
流星「寝てるし、どんだけ自由なんだよ」
俺は花梨の小さい体を抱き上げて布団に入れてあげた。
流星「……寝ている時は天使みたいだな」
透き通るような白い肌に艶やかな金髪。
流星「…明日施設に行っちゃうのか」
(施設に行ったらどんなことをするんだろうか、いつかこいつの親は見つかるのだろうか)
流星「一番そばに誰かがいてほしい年頃なのにな」
俺は何気なく花梨の頭を撫でた。
花梨「…んー、………りゅー…ちゃん」
流星「そんなあだ名、今まで呼ばれたこのねーよ」
俺は思わず笑ってしまった。
交番を出てまっすぐ家に帰った。
花梨「お店の上にお家があるの?」
流星「そうだよ、この方が長く寝ていられるだろ」
花梨は交番の時からずっと俺の上着の裾を握っている。
(でもなんでさっき会ったばかりの俺と一緒にいることを選んだんだろ?)
俺は茨城といっても北の田舎の方で育ってきたから、言葉遣いも態度も乱暴だとよく言われる。
初対面の人にはなんか怖いとも言われるし。
(なのになんでこいつは俺なんかを…)
俺は家の鍵を開けて花梨を部屋に入れた。
流星「とりあえず風呂入ってこいよ、俺の服貸すから」
花梨「わかった!」
そう言って俺の服を持って風呂場に行った。
花梨「きゃーーーーーーーー!!!」
すると突然花梨の悲鳴が聞こえてきた。
ガラッ
流星「どうした!!?」
花梨「つめたーい!キャハハ!」
花梨はシャワーを冷水のままだして、キラキラの笑顔を浮かべながら楽しんでいた。
流星「何事かと思ったら……そんなんじゃ風邪ひくぞ。シャワーは赤い方をひねってお湯を出すんだよ」
花梨「わかった!」
キュッキュッ
流星「そんなに回したらっ…!!」
ブシャーー!!
(……やられた)
シャワーが勢いよく出て俺の上半身をびしょ濡れにした。
花梨「キャハハ!おじちゃんもびしょびしょ〜!」
流星「…このガキ」
結局俺も一緒にお風呂に入ることになった。
風呂を出て、ドライヤーで花梨の長い髪を乾かしてやることになった。
流星「てかお前さ、俺おじちゃんじゃないから」
花梨「じゃあ、お名前なんていうの?」
流星「…流星、神崎流星だよ」
花梨「るーせい?」
流星「りゅう!」
花梨「りゅうちゃん!」
流星「……もうそれでいいよ」
花梨「りゅうちゃん!りゅう……ちゃ」
すると花梨の頭が俺の膝の上に倒れてきた。
流星「おい、まだ髪乾かし終わってないぞ」
花梨「スー……スー…」
流星「寝てるし、どんだけ自由なんだよ」
俺は花梨の小さい体を抱き上げて布団に入れてあげた。
流星「……寝ている時は天使みたいだな」
透き通るような白い肌に艶やかな金髪。
流星「…明日施設に行っちゃうのか」
(施設に行ったらどんなことをするんだろうか、いつかこいつの親は見つかるのだろうか)
流星「一番そばに誰かがいてほしい年頃なのにな」
俺は何気なく花梨の頭を撫でた。
花梨「…んー、………りゅー…ちゃん」
流星「そんなあだ名、今まで呼ばれたこのねーよ」
俺は思わず笑ってしまった。
