花火大会から2ヶ月が経った。
最近は体調が良くない。
だから学校を休むことが増えた。

私が学校を休んだ日。

流「聖。大丈夫か?」

そう言って流優が家に来た。

聖「大丈夫」

流「最近どうしたんだ?体調崩しすぎじゃないか?」

聖「そんなこと...ないよ」

流「そうか...」

聖「大丈夫だから帰って」

流「いいよ。まだいる」

聖「帰ってったら!」

私は精神的にも不安定でつい流優に当たってしまった。

流「全部話してくれたら帰る」

聖「...」

流「聖。もう隠さないでいい。全部話してごらん。聴いてあげるから。」

聖「うわーん」

私はその言葉になんか救われて。
我慢してたものが一瞬で崩れて。
泣いちゃった。声を上げて泣いた。

流「落ち着いてからでいいから。大丈夫」

優しく流優に包み込まれて背中をさすられて
少しずつ落ち着いてきた。

流「話してくれるか?」

聖「ぅん...」

私は意を決して流優に全てを話した。

聖「私ね去年の12月に病気だって言われたの。それでね余命宣告された。もって1年。だから今は残り2ヶ月。治療したら少し長く生きられる。でもねベットの上で過ごしてても楽しくない。流優とか学校のみんなと楽しく過ごして終わりたい。だからね治療拒否したの。」

流「そうだったのか...」

聖「ごめっんね。グスッ」

流「じゃあ俺の告白断ったのは?」

聖「病気だから。迷惑かけちゃう」

流「何が迷惑だよ?聖の迷惑ならいつでも受け付ける。大歓迎だよ。」

聖「ほんとに?」

流「聖。俺は聖のことが大好き。付き合ってくれるか?」

聖「ほんとにいいの?」

流「あぁ」

聖「私もうすぐ死ぬよ?」

流「俺にその時間くれる?」

聖「私でいいなら」

流「聖がいいの」


その時。
コンコン

那「聖。」

聖「那海?」

那「聖~。最近来ないと思ったら」

聖「那海。来てくれたの?」

那「当たり前でしょ。私たち3人幼馴染みでしょうが」

聖「ねぇ那海。私たちね付き合うことになったの」

那「えっ!おめでとう」

聖「それとねあとひとつ話がある」

那「何?」

聖「私ね病気なの。だからあと2ヶ月が限界かもしれない」

那「そんな冗談はやめてよ」

流「那海。本当だ。」

那「聖があと2ヶ月で死んじゃうなんて信じられるわけがないでしよ?」

聖「黙っててごめん」

那「聖のバカ」

私は幼馴染みの 篠田 那海(シノダ ナミ)に事実を話した。