流優に突然聞かれて戸惑った。
なりたいものか...
私には将来なんかないから考えてなかった。
なんだろ?
あえて言うなら死んだら空になりたいな。
みんなを優しく包み込む空に。

流「そう。聖に聞いてる」

聖「私は空になりたいな。」

流「そら?」

聖「うん。空」

流「なんで?」

聖「だって空は、いつも誰かのそばにいて、その人を優しく包み込んで消えないものだからかな?」

流「じゃあ俺は聖にはフラれたから空を抱きしめる」

聖「何それ?笑」

流「いいだろ?聖のことを抱きしめられないんだからさ」

聖「そーだね。それぐらいは許してあげる」

その時
ヒュー バァン

花火が上がった

聖「うゎ~綺麗」

流「そーだな」