夕餉の時間


「新しい隊士の紹介をする。入ってこい」


歳三さんがそういうとガヤガヤしていた隊士達は静まり返った



ガラガラ



「向日葵です。宜しくお願いします」



その静けさに緊張しながらなんとか声が出た



「なんだおめぇ、女みてぇだなあ」



同じくらいの年の男の子



「おめぇも人のこと言えたもんじゃねえだろ」



背も高く、いかつめなお兄さん



「まぁ仲間になるんだ、仲良くしようぜ」



優しそうに笑うこちらのお兄さんも
随分背が高い



「うるせぇな、こいつは今日から俺の小姓
 だ。慣れてきたら、剣術も教えるからな」



歳三さんがそういうと皆んなが食事を始めた