握力計、ジャンプメーター、長座体前屈測定器、ストップウォッチ、マット…



結構あるなぁ。


唯め。

これ、女子1人じゃ大変だよ。

私のこと本当に女と思ってないな?


…まぁ全然出来るけどさ。




うじうじ考えながらとりあえず重たいマットから片付けようとした時だった。








ガラガラッ。




「くじょー…………ッ。」





「……」











…唯。




やったな?






唯の意味深な笑みを理解した。










「……柊さん?…あれ、えっと…九条は…?」




「…ッ」







『あ。時山くん』










…やっぱり私は、声が出せない。