唯が顔を背けて吹き出した。
「時山…だいじょ……クッ」
「おい、笑うなよ九条!時山頑張ったんだぞ…ブハッ」
「あっはっはっは!!時山、その顔!!」
「記録更新したのに!鼻血って!ダセェー!!あははは」
みんながつられて笑い出した。
「お前ら笑うなよー!!あー、鼻いてぇ!!」
クタクタに疲れてるはずの時山くんがすくっと立ち上がって、手で鼻を押さえながら怒る。
それを見てまたみんなが笑って、それにつられて時山くんも笑い出した。
「なんか時山くんらしいねぇー!あはは!」
隣の優花も笑って、時山くんに悪いとは思いつつ私もつい笑顔になる。
「…」
…あ、
時山くんと目が合っ
「純。」