ひとしきり笑ってから、またゆっくりとキスをする。 「…幸せです。私。」 「…俺も。すげー幸せ。」 ギュッと抱きしめ合って、一生このままずっと一緒にいたいなって思ったら なぜかほんの少しだけ涙が滲んだ。 耳元で、鼻の詰まった甘い声がする。 「ずっと一緒にいようね…美琴ちゃん」 窓枠に置かれた色違いのピーヒャラくんは、朝日に照らされながら今日も仲良く寄り添っていた。 「柊さん!」