「ッあーーーーーーーー!!!!!!」




背後からの大きな声が響き渡って、そういえば最近あんまり会ってなかったなぁ、なんて瞬時に思った。




私が振り返る前に、みんなが振り返る。




…時山君も。




久しぶりに目が合った時山君を見て、息を呑んだ。






あぁ…



やっぱり私、




好きなんだ。



時山君のこと。






「柊さん柊さん柊さん!!ルァッキィィィついてるぅーーーーー!!!!」


「……キヨマサ君。」





もうキヨマサ君のハイテンションにも、周りのニヤニヤした視線にも慣れたはずなのに、
凄くげんなりしている自分がいる。


時山君のほうを見れないけど、時山君の視線がどうなっているか気にしてしまう自分がいる。




そんな私の気持ちを知ってか知らずか、今日も元気にキヨマサ君のマシンガントークは炸裂する。


「今朝の占いで獅子座が最下位だったからうーわー最悪ぅー!と思ってたんだけど、ラッキーフードのしいたけをね、あ、俺、しいたけ嫌いなんだけど、一生懸命いっぱい食べてね…」