「……っせ……わっせ……わっせ……わっせ……」
 
 
 
ギロチンにかけている少女が妙な言葉を発する。
 
 
 
オレはギロチンにて待機させられた状態でその言葉を耳にする。
 
 
 
「な、なんだ?」
 
 
 
「……わっせ……わっせ……わっせ……」
 
 
 
未だに続く『わっせ』コール…
 
 
 
なんだかオレには耳障りでしかない…
 
 
 
「なぁに言ってんだぁ〜?!」
 
 
 
ついつい怒鳴るオレ。
 
 
 
そうして誘われる。そう、現実世界…