「な、なんで…」 真紀はその場に、ペタンと力無く座った。 そして、涙を流した。 「なんで…ひっ…ぅう。なんでよ…あ、あたしも死ぬはずでしょ…?嫌だ…やだよ…ぅう…1人ぼっちは嫌だよ…。琢真ぁー!」 そう。 真紀は、死ぬつもりだった。 琢真もいない。 親友もいない。 誰もいない。 そんな中で、生きていきたくなかった。 いっそのこと、死んで、みんなに会った方が良かった。 1人でなんて、生きていけなかった…