扉が開いたと同時に、真紀は、外へ飛び出した。

そのまま全速力で、出入口に向かう!





と、思いきや、いきなり立ち止まり、目を閉じた。

まるで、レーザーに攻撃されるのを待っているようだ。



しかし、目を閉じてしばらくしても、攻撃される気配がない。


攻撃されないとわかった真紀は、目を開けて叫んだ。



「なんで!??なんで!!なんで攻撃してこないのよ!!?早く、あたしを殺してよ!!!」



それでも、攻撃が開始される気配はなかった。

周りには、入って来た時と同じ、商品の並ぶ棚だけがあった。

武器もレーザーも、何もない。