昔は、おばあちゃんの家に住んでいた。って言ってももう9年くらい前なんだけどね。
懐かしいな…よく遊んだ子、しょうくん元気かな…
「顔から懐かしんでるのが伝わるぞー?あやさーん?」
ほのちゃんがなんかキャラ変している
かわいい…♡じゃなくて
「うっそ!顔に出てた?!」
「うん。思い出に浸ってたの?」
「まあね」
きゃあきゃあ話していると学級委員長が近寄ってきた
「貴方達、受験が終了しているからって騒がしい、鬱陶しい、うるさいの三拍子ですね。そのままだと取り消されますよ」
なんか最近、委員長の言葉がちょっとおかしくなってる気がするのだが?
緊張かな?
「ごめんね〜。でも、その三拍子意味同じじゃない?それに話し方変だよ?」
ほのちゃーん!!言わないの!そういうことは!!
「な、何ですって…!勉強しなきゃ…ブツブツ」
委員長はブツブツ言いながら席に戻る
私はほのちゃんの方をじっと見つめる
「あー、機嫌悪くしちゃったかな…?」
ほのちゃんって悪気なく言うから怖いんだよぉ〜!
でも的を射てるから何も言い返せないんだよね
言い方も悪く言おうとしてるわけじゃないってわかるし
「大丈夫じゃないかな?ほのちゃんが少し素直すぎるだけで」
「?素直じゃないよ?でも静かにはしないとね」
「だね。もうすぐ卒業なんて嫌だぁ」
キッと鋭い目つきの委員長と目が合う
はっ!ごめんなさ〜い!!