玄関で亮介さんからキスをもらい、見送った

亮介さんの教え方わかりやすかったな

やっぱり指導の経験て大事かも

メガネの亮介さんも素敵だった

あっ、そうだ亮介さんが買ってくれてたプリン食べよ〜

1人になると自然に亮介さんの事を考えるようになっている自分に気づく

これが恋愛か〜




前期のテストも無事終わり、今日は真由香のテニスの試合だった

1ヶ月頑張って練習したが惜しくも3回戦敗退

「ありがとう、楽しかった」

ペアを組んだ子に言ってもらえた

「こちらこそ、楽しかったよ」

友達がまた1人増えた

会場を出て亮介さんに連絡をしようと携帯を出すと聞きなれた声が…

「真由!お疲れ様」

「あっ」

真由香は小走りに走っていった

「見てたの?」

「うん、惜しかったね」

「うん、もう1つ勝ちたかったかな」

「欲張り(笑)」

「負けず嫌いだから(笑)」

「お腹減った?メシでも食いに行く?」

「うん、減ったぁ、ジャージでいい?」

「全然OK」

亮介は駐車場の方へ歩いていく

「えっ、そっち?車?」

「うん」

亮介についていくと高級車が止まっていた

「わっ、ベンツ?」

「どうぞ(笑)」

紳士的にドアをあけてくれる

「ほんとにジャージでいいのかな〜」

「いいよ、僕だってジャージで乗ることあるよ

サッカーの試合会場によってはたまに車で行くしさ」


2人は食事を早めに済ませて田口塾に行った