次の日穂乃香と真由香は学食に来ていた

「真由香、お兄ちゃんの試合は見に行ったの?」

「行ったけど応援席は亮介さんのファンで一緒には無理って改めて実感した(笑)」

「そっかー、高校の時も凄かったけど、大学でもかー」

「亮介さんのサッカー部をやめた理由は聞いたんだけどね」

「話したんだね、お兄ちゃん」

「私が聞いたの(笑)」

「聞いて話したなら真由香は信用されてるんだよ

私でも、中々言ってくれなかったのに」

「あんまり、家族には恋バナはしないんじゃない?」

「でも、入ることは楽しみで家族で話してたからね

まあ、お母さんが追求したんだけど」

お母さん強しだ(笑)

「穂乃香は誰かと付き合ったことはあるの?」

「あるよ、正臣さんが家に来なくなったから高校の時に告白された子とつきあってた」

「どうして、別れたの?」

「友達と買い物行ってたら偶然会って、女といたからその場で別れるって言ったかな」

「穂乃香可愛いのに、他の子を選ぶ?」

「わかんないけど二股は嫌でしょ、用事あるってデート断ったから私は友達と遊んだのに

隠し通せると思ってたのかな」

「妹とか考えなかったの?」

「うん、同級生で顔を知ってたから」

「それは腹立つパターンだね」

「でしょ?

はぁ〜、お兄ちゃんも色んな人とつきあってきたみたいだからさ、真由香の事もちょっとは心配なんだよね〜

性格的に二股とかは不器用だからしないと思うけどね」

穂乃香はため息をつく

「何回もごめんだけど、二股はしないからそういうのはわかってあげてね

ただ女に頼まれると断れない性格だから…」