「部屋には?(笑)」

「家は友達にバラされた事があってエントランスまでは…ごめん」

「いいですよ、亮介さんはモテますからね」

「あっ、今週サッカーあるって言っただろ?」

「はい」

「リーグ戦とか始まるとグランドがとれたら練習が急に入るからそこら辺はわかって欲しい」

亮介さんは謝るように両手を合わせた

「了解です!」

「忙しくなるから不満があったら言ってよ、ためこまないように」

「それは経験上ですね(笑)」

「あ〜……真由には敵わないな

サッカーや、男友達を優先するってよく言われてたから」

「真由もでも初めての事だからどういう感情が生まれるかわからないんですよ」

「うん」

「真由こそわがまま言っちゃったらごめんなさい」

「穂乃香のわがままに比べたら真由のわがままなんて可愛いと思うよ(笑)」

「もう〜(笑)」


次の日は真由香は大学に行くことが出来た

「真由香、大丈夫?」

「おはよう、穂乃香、サポーターしてたら大丈夫だよ

お母さんのサポーター助かる〜(笑)」

「しっかり治してね、駄目なら整体とか針とか行ってね」

「うん!あっ、そうだ穂乃香に言わなきゃいけない事があったんだ」

「ん?」

「ごめんね、穂乃香のベッドに寝たの

実はソファーベッドから亮介さんが落ちちゃって……」

「アハハ八…お兄ちゃん(笑)落ちたの?」

穂乃香は楽しそうに笑った

「あー、涙出る(笑)どうして真由香の前ではかっこ悪いんだろ〜」

「かっこ悪いとは思わないよ、笑っちゃって楽しいよ」