「まあ、基本優しいし怒らないし、彼女がいても女性から話しかけるとちゃんと答えるし」
「いいとこでもあるけど、彼女からしたら自分を優先してよってなりますよね」
「まあ、それが多いかな、でも亮介から振ることもあるよ
付き合ってみてやっぱり人の悪口ばっかり言ったり自分の友達を悪く言ったりする子はすぐ自分から別れる
で、別れた事を噂で知ってまた別の人が告白してくるから……まあ途切れないよな(笑)」
「ある意味1人の人に本気になってないとも言えますよね
そんな、すぐ付き合ってしまうのは」
「まあな……あまり男達でいる時なんかは彼女の話とかは嫌がるかな」
「明日のお兄ちゃんの顔を楽しみにしてて下さいね(笑)」
「わかった、見とく(笑)」
「正臣さん、ご馳走様でした!」
「いや、またいつでも声かけてな、じゃあ、水曜日に、あと真由香ちゃんにお大事にって…」
「はい、伝えます」
穂乃香は正臣に手を振って学食を出た
午後の授業を1つ受け、穂乃香は亮介の家に入った
「何してんの?真由香?」
「夕食作り」
「お兄ちゃんは!真由香に何させてんの?」
亮介はリビングで洗濯物を正座してたたんでいた
「おかえりー、穂乃香」
「お兄ちゃん、にやけすぎじゃない?」
「えー、普通だよ」
嬉しそうに洗濯物をたたむ
穂乃香はソファーに座った
真由香の角度からは亮介さんが怒られているように見える
真由香は可笑しくなった



