「そうですね!そういう事にしておきましょう(笑)」
「ヤバいな、来週サッカーの予定が入ってるから今週は走り込まなきゃ」
「サッカー?それはやばいと思いますよ」
真由香は柔軟も始めた
「体も柔らかいんだね、僕は固くてこれだけ…イテテッ」
亮介はベンチから立つとそのまま前屈をした
手が膝下くらいまでしかいかない
「え?マジでやってます?」
「真由香ちゃん、引かないでよ、マジマジ」
「体の硬さと運動神経は別なんですね(笑)」
「多分?」
2人は笑いあった
「あ〜もう腹が減った、朝しっかり食べたのに、真由香ちゃん何が食べたい?」
「ラーメンが食べたいです!」
「もっと高いのでいいんだよ、昨日あれだけ迷惑かけたんだから」
「値段じゃないんですよ、ラーメンが食べたい気分なんです!」
「そっか、じゃあ行こう」
「はい!」
近くのラーメン店に入った
「あっ、野菜プラスしていいですか?」
「いいよ、僕は大盛りで」
ラーメンを食べていると真由香の携帯が鳴る
「穂乃香だ……もしもし?」
「あ、真由香?ご飯ありがとう、まだお兄ちゃんといる?」
「うん、今2人でラーメン食べてる〜」
「ラーメン?もっと高いの奢ってもらいなよ、昨日あれだけ迷惑かけられてんだからー」
「だって、私がラーメン食べたかったから(笑)美味しいよ」
「お兄ちゃんの部屋に忘れ物してるよ」
「え?」
「本」
そういえば……



