12月24日のクリスマスイブ

バイトが終わり2人は亮介が予約しているホテルに向かう

美味しい料理に綺麗な夜景

「ねぇ、こんな場所いつから予約してたの?」

「夏の終わりくらいかな」

「早いね、でもその間に別れたらとか考えなかった?」

「別れる要素がないしな」

「過去は?」

「まあ、クリスマスの時期に付き合ってたら食事を予約するくらいかなぁ」

「やる事が本当にスマートなんだよね

亮介さんがモテるのわかる気がする」

「でもさ、皆が円満に別れたわけではないよ

遊びで付き合ってたんじゃないから、気持ちのいいものではないな」

そっか、振るにしても振られるにしてもしんどいよね

告白を断るのだってごめんねって気持ちは真由にもあったからわかる

「ご馳走様、美味しかった」

「じゃあ、部屋でゆっくりしよ」

「うん」

ホテルの部屋で一緒にお風呂に入っていた

「あのね、亮介さんのクリスマスプレゼントね、真由ん家に置いてあるの」

「へぇ、何だろ」

「今度真由ん家に泊まった時にあげるね」

「楽しみにしとく……真由」

「んっ?」

「チュッ」

呼ばれて後ろを向くとキスをくれた

「んっ…のぼせるよ(笑)」

「可愛い(笑)」

亮介さんにベッドで抱かれ、少しウトウトしていると真由香の携帯のバイブ音が聞こえてきた
食事の時からマナーモードにしていたのだ

「真由?眠い?電話だよ」

「んー、鳴ってるね、何時?」

「もうすぐ0時かな」

「こんなに遅く誰だろ」

ベッドから少し離れたテーブルに手を伸ばした