「でもお兄ちゃんはさ、真由香に高いものを買ってもらおうとは思ってないとおもうんだよね」

「それはわかるけど、せっかくバイトしてるしさ」

「ここはハイブランドが多いからまた考えたら?」

「だね、逆に亮介さんが気を遣いそうだね」

2人はデパートを後にした

亮介は真由香の家に来ていた

「亮介さんはクリスマスプレゼントどんなのが欲しい?」

「そうだな〜、真由がくれるものなら何でもいいんだけど?」

「そうだと思ったけどさ、やっぱり最初のクリスマスだし用意したいんだよね」

「イヴはホテルを予約してあるからね

食事して泊まろう」

とイブの約束をした

次の日、朝が弱い亮介さんを起こす

冬休みに入りゆっくりでいいのだが、塾のバイトが朝からあるので起きなきゃならない

「あっ」

「どうしたの?」

「髭剃りの充電をするの忘れてた」

いつもお泊まりセットを持ってくるのだがポーチに小型の髭剃りを使おうとスイッチを入れると充電切れだった

「どうする?コンビニか、亮介さんの家に寄るか」

「家に寄るよ」

そういえば前にも何回かあった

電車で行く予定だったが亮介さんの家から車で行くことになった

しっかりしているのに時々天然を発揮する亮介さんはとても可愛い(笑)

最近ではあっという声を聞くのがワクワクする時もある

「何笑ってんだよ、真由」

「なんでもないよ(笑)」

プレゼントを決めた瞬間だった