亮介さんがポンコツ?

天然は少しわかるかもだけど

「亮介さんは一人暮らしだったんだね

ココアの散歩をしてたから実家だと思ってた」

「あの日だけ帰ってきてもらって頼んだの

お兄ちゃんはね、サークルとか部活の助っ人が多くてね

夜に打ち上げとかも増えてさ、お酒も呑めるようになったから終電なくなるまで呑んだりね

だから家を出たんだー」

穂乃香、寂しいのかな?亮介さんが家から出ちゃって

「あっ、バイトね、お兄ちゃんにまだ聞いてないや、真由香バイトしたいっていってたもんね、また聞いておくね」

「うん、ありがとう」



3日連続で会ったものの、それからは連絡もなく構内でも会わなかった

サークルの勧誘期間も終わり初めてのサークル日

夜に新入生歓迎会が行われる日だ

亮介さんもいて、笑顔で手を振ってくれた

「新入生集まってー」

部長から集合がかかる

「今日は個人の実力を見たいから色々なスポーツにチャレンジしてもらうよ

各場所に先輩達がいるからそれぞれの指示に従ってね」

新入生に紙が配られた

ジャージに着替えた真由香は髪を一縛りに結んでいた

「穂乃香はどうするの?」

「私はみんなの補助に回るよ、頑張ってね」

どこから行こうかな

第2体育館に行ってみた

あっ、亮介さんがいる

真由香に気づいて手を振ってくれる

いつも笑顔で手を振ってくれるんだよな〜

「真由香ちゃん、何からするかな?」

「何でもOKです」

「じゃあ、端から順番にやっていこうか」

「はい」

真由香は卓球、バレー、バスケ、バドミントンとやっていく

ほ〜、すごいな何でも出来る子だ