「亮介さんの事は好きだし一緒に住むのも多分大丈夫なんだけどね

まだ生活のリズムがこれから変わっていくじゃない?」

「まあ、確かに……」

「教育実習の間は実家に戻るでしょ?」

「うん」

「それに、まだ私は1年住んでないから引っ越すとお金が発生するのよ」

「へぇ、そういうのもあるんだ」

亮介さんのところは親が借りてくれてるしね
知らないか……

「そう、色々あるのよ」

「残念……」

「まずは1年付き合って真由が1番になること

そしてちゃんと色々調べてから決めようね」

「わかった……真由の言う通りにする

ごめんね、変な事言って」

「ううん、嬉しいよ

一緒にいたいと思ってくれるのは嬉しい

ありがと」

亮介はベッドの布団をはぐった

「寝よ(笑)」

「うん!」

亮介さんは優しく手を回してくれて私は亮介さんの胸の中におさまった

ずっとこうやっていたいよ亮介さん

「亮介さんのお仕事が決まってから考えようね(笑)」

「うん、ありがと真由」

月曜日の昼休みに穂乃香に話した

「え?同棲?」

「うん、びっくりした……

でもやっぱり仕事始めてからじゃないと落ち着かないじゃない」

「そりゃ、お兄ちゃんが稼がなきゃだし、もう〜ほんとに……」

『バッカじゃないの!』

ぷっ……

2人は顔を見合わせて笑いあった