……。 わからない。 これ以上なくならないようにクローゼットを閉めた。 振り返ると、そこには何も無かった。 ベッドも、本も、机も、カーテンも、 何もかもがなくなっていた。 やけに独りが寂しいから、私は部屋の真ん中に体操座りした。 幾つか居眠りした。 日中の優しい光が差し込む部屋は姿をすっかり変え、 夕陽が誘う色になっていた。 ひとりぼっち。